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【白猫】高難易度の重要サポート「SPリジェネ」についてまとめてみた! 第三回「前提その3:SPリジェネのキャラ別基礎性能一覧」※一部キャラについて訂正

こんばんは、ホマレです。


「どの装備でどのキャラを使うと最大限にSPリジェネの恩恵を受けることが出来て、それはどのくらいの回復量なのか?」を考えるこのシリーズ。第三回目の今回は、SPリジェネのそもそもの基本性能についてご紹介していきます。

(結論だけ教えて! という方は記事完成後にここにまとめ記事のリンクを貼るのでそれまでお待ちください)
※各記事へのリンクは1番下にまとめます。


SPリジェネの性能って?


スキル画面には書いてませんが、SPリジェネの性能として主に重要なのは、「1回の回復量」と「回復頻度」です。
この2つが高いと最終的に回復できるSP量が多くなるのはもちろん、高頻度であるほど「SPが足りない状態からスキルが撃てるようになるまでの時間」が早くなるので、「回復頻度」そのものも大切な要素です。


例えば、スキル発動まであとSPが15足りず、通常攻撃によるSP回収が危険なとき。
SPリジェネによる回復が「10/4秒」であれば、スキルを使うまで最大8秒待つ必要があります。
これが、「10/2秒」なら、通常攻撃をいっさいせずとも最大4秒待てばスキルを撃つことができます。


SP回収に危険が伴うような高難易度のクエストでは、1秒でも早くスキルを撃てるようになるのはけっこう重要。その1秒でやられるかどうかが分かれることもあり得ます。



ただし、「回復頻度」はキャラ個別に設定されているもので、プレイヤー側がこれを変更・強化する手段は今のところありません。
なので、「SPリジェネの強化」を考える場合は、装備を整えることで「アクションスキル強化効果による回復量の向上」を目指すことになります。



もちろん、「回復頻度」が高くて「回復量」も低くないキャラに、「回復量の強化」をすると、ますます強いSPリジェネになることは間違いありません。
私はWEアイリスやまどかと共に「エクセリア(竜)」を推していますが、強化することができない「SP回復頻度」が非常に高いことが理由です。

SPリジェネの「基礎性能」とは?

SPリジェネは、キャラによって、あるいはスキルによって回復量が固定値で決まっており、
これに装備による補正が加わることで最終的な回復量が決定されます。
本シリーズでは、この「固定回復量」(/「回復頻度」)のことをSPリジェネの基礎性能と表現します。

最近のキャラは特に、効果の大きい「アクションスキル強化」を持っているキャラが多いです。
そして多くはその効果がSPリジェネに加算された扱いになっているので、装備なし・チャージやバーストなどのアクション効果もなしの状態の回復量から、そのキャラのもつ「アクションスキル強化」の効果を割り引いたものが「SPリジェネの基礎性能」となることが多いです。(※例外あり)



最終的な回復量が同じ場合、この「アクションスキル強化」がたくさん付いているキャラほどリジェネの「基礎性能」は低いといえます。

どういうことか。


たとえば、実際のSP回復量が「4秒ごとに5回復」であった場合、

・「アクションスキル強化」を持たないキャラ
・「アクションスキル強化+400%」を持つキャラ

について考えてみます。


「アクションスキル強化」を持たないキャラは、何も強化されていない状態での回復量が5なので、SPリジェネの基礎性能は、

SP5回復/4秒

です。

対して、「アクションスキル強化+400%」を持つキャラの場合、この強化が反映された状態の回復量が5ということになるため、
「アクションスキル強化+400%」を抜きにした場合の回復量は1。すなわちこのSPリジェネの基礎性能は、

SP1回復/4秒

となります。


「結果的に5回復なのは変わらないから問題ないのでは?」と思われるかも知れませんが……、


例えば、「ナハトドンナーの石板」「キング武者の石板」「武器AS:アクションスキル強化+50%」を装備した場合を考えてみましょう。
「アクションスキル強化」はキャラAS、石板、アクセ、武器等全ての効果が加算されます。

今回の場合、装備による「アクションスキル強化」の合計は「+200%」なので……、

先ほどの、「アクションスキル強化」を持たないキャラのSP回復量は、

+0%(1倍)→+200%(3倍)=3倍だから、5×3=15

つまり、最終的なリジェネ回復量は、

SP15回復/4秒

まで向上します。


対して、「アクションスキル強化+400%」を持つキャラの場合、

+400%(5倍)→+400+200%(600%/7倍)=1.4倍だから、5×1.4=7

つまり、最終的なリジェネ回復量は

SP7回復/4秒

となり、もともと「アクションスキル強化」を持っていなかったキャラに比べてかなり装備の効果が薄くなります。


余談:火力の計算の場合




最近、「スカルマグナ武器」などの効果が以前ほど派手に発揮されなくなっているのもコレと同じです。
もともと大きな強化値を持っているキャラは、そこに加算される強化の効果が結果的に小さくなります。

強化が「乗算」であればもとが大きければ大きいほど強化後の数値も大きくなりますが、
白猫は基本的に「加算」式なので、元の強化倍率が大きすぎると伸び代が小さくなります。


なお、会心ダメージに関しては別で、会心ダメージアップは、会心が発生すると会心が出なかった場合のダメージに「乗算」されます。(会心ダメージアップ同士は加算)
このため、現在最も効率よく火力を上げる手段が「会心ダメージをあげて、クリティカル発生率を高くする」になっています。

(余談ここまで)


それでは、以上を踏まえて各キャラについてみていきます。

各キャラのSPリジェネ性能一覧

WEアイリス(輝剣)


まずは控えサポーターの定番、WEアイリスのSPリジェネから見ていきます。
攻撃/全属性ダメージを大幅にアップしてくれるほか、HPリジェネも同時に付与してくれる、非常に使い勝手の良いサポーターですね。

バースト/チャージ等のアクションなし、アクションスキルが強化される装備を一切付けない状態での回復量と、そこから計算される基礎性能を見ていきます。

バーストなし、装備なしのSP回復量は……、

SP10回復/4秒。

4秒ごとに1回、SPを10回復します。1秒あたりに換算するとSP2.5回復。



アイリスにはオートスキルに無条件の「アクションスキル強化+150%」(2.5倍)があるので基礎性能(スキル強化+0%での性能)としては、

SP4回復/4秒、1秒あたり換算SP1回復

となります。


不具合ファナ(弓)


続いてファナ。リーダーに据えると獲得経験値量がアップ。控えにいる時はアイリス同様定期的に自動でリジェネをかけてくれます。
その他、攻撃速度、通常攻撃ダメージ、会心ダメージアップと火力強化が強力なラインナップ。
移動速度アップとHP自動回復はありません。

チャージなし、装備なしのSP回復量は……、

SP12回復/4秒。

4秒ごとに1回、SP12を回復します。1秒あたりに換算するとSP3回復。



ファナには「残りHPが多いほどアクションスキル強化(最大300%)」(4倍)があります。
強化が大きい分装備なしではアイリスより効果が大きくなっていますが基礎性能だと、

SP3回復/4秒、1秒あたり換算SP0.75回復

となります。
基礎値が低い分、装備等追加の強化が大きくなった場合にはアイリスより不利に。
ファナ自身が被弾してしまうと回復量が落ちてしまうので注意が必要です。


鹿目まどか(弓)


非常に強力な低燃費アタッカーでもあり、移動ビームによる広範囲殲滅やS3による蘇生など多くの役割が持てるまどか。
S1のSPリジェネは味方にも効果があるため、SP配布役としても活躍できる万能キャラです。

チャージなし、装備なしのSP回復量は……、

SP9回復/4秒。

4秒ごとに1回、SPを9回復します。1秒あたりに換算するとSP2.25回復。



まどかには無条件の「アクションスキル強化+200%」(3倍)があります。
基礎性能は、

SP3回復/4秒、1秒あたり換算SP0.75回復

となり、強化なしでは控え発動の可否以外ファナと同等の性能であることが分かります。



エクセリア(竜)


先日の「蒼空の竜騎士2」イベで調整され、ある程度火力も出せるようになった元祖ドラゴンライダーのひとり、エクセリア。
しかしやはりその真骨頂は以前から変わらぬそのSP回復量だと思います。

チャージなし、装備なしの回復量は……、

SP6回復/2秒。

貴重な貴重な2秒リジェネ!
2秒ごとに1回、SP6を回復します。1秒あたりに換算するとSP3回復。



エクセリアには「残りHPが多いほどアクションスキル強化(最大+350%)」(4.5倍)があります。

補正が大きいので基礎性能は大きく下がり、SP約1.3回復/2秒となる

……と言いたいところですが、以下の検証から、エクセリアのオートスキルによるアクションスキル強化はSPリジェネに影響しないことが判明しました。

エクセリアのSPリジェネ検証

「武器なし、装備なし」の回復量は6。



オートスキルの「アクションスキル強化+350%」が計算に含まれるなら基礎性能は約SP1.3回復まで落ちるはずです。
その場合、「キングキメラの石板」を装備して「アクションスキル強化」が+100%されると、
基礎性能の100%分、つまり小数点以下切り捨てで「1」しか回復量が上がらないはずですが、




実際には「6」上昇して12回復しました。

よって、エクセリアのSPリジェネの基礎性能は

SP6回復/2秒、1秒あたり換算SP3回復

のままとなります。強い。



調整前は「アクションスキル強化」が一切なく、それでも調整後と全く同じ回復量でした。


事前に「回復量が高くなりすぎないよう調整するキャラもいる」ことが発表されていたので、「オートスキルがSPリジェネ回復量に影響しない」という調整もその一環なのでしょうか。
おせにゃんでこの表記を見たとき、エクセリアのSPリジェネ回復量が下がらないか不安だったのですが、
むしろ調整後も実数値では調整前と同等の回復量になるように設計されているようで、ありがたい限りです。


アイドルエクセリア(斧)


少し変わり種ですが、クエストや使用キャラによってはかなり強力なアタッカー兼サポーターとなり得るのがこのアイドルエクセリア。竜エクセリア同様、「蒼空の竜騎士2」実装時に調整を受けています。

アイドルエクセリアは、「操作キャラが状態異常になる」という条件をトリガーに発動できる「バトンタッチスキル」によってSPリジェネの配布が可能になります。
味方の状態異常を回復し、SPリジェネ&状態異常バリア10枚を付与。

条件がかなり限定的ですが、
チャージなし、装備なしでの回復量は……、

SP20回復量/4秒。

4秒ごとに1回、SP20を回復します。1秒あたりに換算するとSP5回復。



アイドルエクセリアは無条件の「アクションスキル強化+150%」とHP80%以上が条件の「アクションスキル強化+150%」を持っています。合計で「+300%」(4倍)の強化。基礎性能は、

SP5回復/4秒、1秒換算SP1.25回復。

調整前はアクションスキル強化がなかったため、基礎性能に調整が入っていますが、それでもかなりの高性能。


装備を整えれば1回あたりの回復量を30以上に伸ばすこともできます。


茶熊マール(拳)


エクセリアと同じく、旧世代の猛者と言えるSPリジェネ使いが茶熊マールです。
旧世代が故の高頻度(2秒)リジェネ、かつ最近の調整を受けていないためアクションスキル強化を持たない=強化なしでの回復量が高く伸びしろが大きいのが魅力です。

コンボチャージなし、バーストなし、装備なしでの回復量は……、

SP6回復/2秒。

2秒ごとに1回、SPを6回復します。1秒あたりに換算するとSP3回復。



茶熊マールはアクションスキル強化のオートスキルを持ちません。つまり、基礎性能もそのまま据え置きで、

SP6回復/2秒、1秒あたり換算SP3回復。
竜エクセリアと同等の高性能。


装備や条件を整えた場合、2秒ごとに33回復させることも可能になります。すごい。


ショコラ(剣)


白猫最初期のSPヒーラーといえばこの人、入れ替え限定がまだ1体ずつだった頃に登場した「ショコラ(剣)」です。
実装当初は白猫初のSP回復が可能なキャラで、協力で複数人揃えばずっとSPを回復しあえるというちょっと画期的なキャラでした。
神気解放に伴ってSPヒールとともにSPリジェネの付与も可能に。

チャージなし、装備なしでのSP回復量は……、

SP4回復/2秒。

2秒に1回、SPを4回復します。1秒あたりに換算するとSP2回復。



ショコラもマール同様、アクションスキル強化を持ちません。なので、基礎性能は据え置きで、

SP4回復/2秒、1秒あたり換算SP2回復です。
マールには劣るものの、さすが元祖SPヒーラーだけあって高性能です。


マーリン(魔/大罪コラボ)


1回目の「七つの大罪」コラボの時に実装された魔導士。彼女もSPリジェネを持っています(神気解放で追加された?)。

精神統一なし、装備なしでの回復量は……、

SP7回復/4秒。

4秒ごとに1回、SPを7回復します。1秒あたりに換算するとSP1.75回復。



マーリンはHP80%以上で「アクションスキル強化+150%」(2.5倍)があります。
なので、基礎性能は、

SP2.8回復/4秒。
ちゃんと調べると、SP3/4秒回復していることがわかります(1秒あたりに換算するとSP0.75回復)。
「T-ティラノサウルスの石板」を装備して名星会エシリアを編成し、HP80%以下でS1を使用(+33%=1.33倍)

→SP3/4秒回復
3×1.33=3.99
「T-ティラノサウルスの石板」&「超大型巨人の石板」を装備して名星会エシリアを編成し、HP80%以下でS1を使用(+35%=1.35倍)

→SP4/4秒回復
3×1.35=4.05
以上から、基礎SP回復量は3であることがわかる。

回復頻度は低いですが、回復量自体はそれなりなので装備を整えれば活躍に期待できるかもしれません。


ミレイユ(魔)


神気解放により、ミレイユもSPリジェネを習得しています。

精神統一なし、装備なしでの回復量は……、

SP3回復/2秒。

2秒ごとに1回、SPを3回復します。1秒あたりに換算するとSP1.5回復。



ミレイユは「精神統一時アクションスキル強化+50%」を持っていますが、上記の数値は精神統一なしの回復量なので基礎性能には影響しません。
つまり、基礎性能も、

SP3回復/2秒、1秒あたり換算SP1.5回復

です。
頻度も高く、HPリジェネも付与できるのでリジェネだけを目的にするなら高性能なキャラ。


プリムラ(魔)


神気解放によりSPリジェネを獲得。「HPリジェネ」「状態異常バリア10枚」も付与できます。

精神統一なし、装備なしでの回復量は……、

SP3回復/4秒。

4秒ごとに1回、SPを3回復します。1秒あたりに換算するとSP0.75回復。



プリムラは「アクションスキル強化」を持っていません。なので、基礎性能は据え置きで、

SP3回復/4秒、1秒あたり換算SP0.75回復になります。


各キャラのSPリジェネ性能まとめ

以上の性能についてまとめます。

  • WEアイリス

SP10回復/4秒(基礎SP4回復/4秒)

  • 不具合ファナ

SP12回復/4秒(基礎SP3回復/4秒)

SP9回復/4秒(基礎SP3回復/4秒)

  • 竜エクセリア

SP6回復/2秒(基礎SP6回復/2秒)

  • アイドルエクセリア

SP20回復/4秒(基礎SP5回復/4秒)

  • 茶熊マール

SP6回復/2秒(基礎SP6回復/2秒)

  • ショコラ(剣)

SP4回復/2秒(基礎SP4回復/2秒)

  • マーリン(魔/大罪コラボ)

SP7回復/4秒(基礎SP3回復/4秒)

  • ミレイユ(魔)

SP3回復/2秒(基礎SP3回復/2秒)

SP3回復/4秒(基礎SP3回復/4秒)


基礎性能が高いほどSPリジェネとての伸びしろが高いです。
しかし、基礎性能に大きな差がなければ最終的な実数値では「アクションスキル強化」が大きいキャラの方が当然大きくなります。


次回、第四回以降では、状況別にSPリジェネの実践における性能を見ていきたいと思います。


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