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白猫プロジェクトを中心にゲームの攻略や検証をやってます。高難易度に焦点をあてた攻略など。ほか、艦これ、FGO、ブルーアーカイブなどもたまに扱います。

【FGO】初心者向け・わかりやすいかもしれない戦闘講座その1:コマンドカードとタクティカルフェイズ

最近、FGOをプレイし始めた友人に色々とアドバイスをしているのですが、
「戦闘」の部分には直接アドバイスしづらい部分もあります。
本記事は、その友人用の資料も兼ねて同様の新人マスターの皆さまに対するお役立ち記事になればいいな、という思いから作成する記事シリーズになります。

かなり初歩的な部分から入るので、チュートリアルと被る部分もあるかも。
でもあのチュートリアル、リセマラとかしてると忘れる人も多いと思うのよね。。




FGOにおける戦闘とは


FGOでは、それぞれのキャラ(サーヴァント)が持つ赤、青、緑色のカードを選択することで指示を出します。
カードは各サーヴァントごとに一律で5枚持っており、色の配分はサーヴァントによって様々です。
また、同じ色のカードでもサーヴァントによって性能が異なったりもします。

コマンドカード

各色のカードには、それぞれ大まかな役割があり、


赤色Buster(バスター):攻撃の威力が高いカード。とりあえず殴っとけ、が基本的な使用法。

青色Arts(アーツ):攻撃力は普通だが、サーヴァントの必殺技である『宝具』を使用するのに必要なゲージ(NP)を溜めやすいカード。宝具を早く使いたいときに多用する。

緑色Quick(クイック):攻撃力が低いが、通常攻撃で強力な威力を出せる『クリティカル』を発生させるために必要な『クリティカルスター』を発生させやすいカード。発生したクリティカルスターは次のターンで各カードに分配され、1個につき10%のクリティカル発生率として計算されます。
(1ターンに分配されるカードは5枚なので、スターが50個あればどのカードを選んでも100%クリティカル発生)
※スターの分配はランダムですが、クラスによってスターを集めやすいものと集めにくいものがあります。
※宝具のカードにクリティカルスターは乗りません。

また、QuickのカードにはNPを回収する性能も備わっています。ほとんどの場合、ArtsよりNP回収性能は劣りますが、一部サーヴァントやバフによってはArtsに迫る・或いはArtsを超える性能を発揮する場合もあります。


このカードの性能はいわばサーヴァントの個性ともいえるものなので、Artsカードで攻撃したのに全然NPが増えなかった場合は「ああ、この子不器用なのね」とでも思ってやってください笑



なお、コマンドカードの配分は戦闘に出ているサーヴァント3体×5枚の15枚から順番にランダム配分され、3ターンで15枚を使い切り、4ターン目以降また15枚から〜と繰り返します。
このため、すでに出たカードをある程度カウントしておくことで、次のターンに出る可能性のあるカードを予測することができます。
(2ターン目の時点で3ターン目のカードも確定している)


タクティカルフェイズとは


戦闘が開始すると、まず最初に敵と味方が睨み合うこの画面になります。
この画面で色々とやる部分を「タクティカルフェイズ」と言い、マスターによる作戦タイムのようなものとなっています。
この画面でできることは大まかに、


・自身のサーヴァントの残りHP・NP・スキルのCTの確認
(※CT=スキル再使用可能になるまでのターン数)
・敵の残りHP・チャージ段階の確認
・自身のサーヴァントの性能確認(ATKやスキル性能、宝具性能)
・自身のサーヴァントに掛けられている強化状態/弱体状態の確認
・敵に掛かっている強化状態/弱体状態の確認
・サーヴァントのスキル使用
・マスターのスキル使用
・令呪の使用

となっています。
実はかなり多いです。ぶっちゃけカードを選ぶよりこちらの方が重要。
特にスキルの使用はキャンセル不可、かつ一度使用すると再び使用するための待機時間(CT)が発生するため、タイミングを見極めて使いたいところです。


自分と敵の状態を確認しよう

戦闘中には、自分や敵が使用するスキルによってさまざまな強化や弱体化が発生します。
これを把握するのもマスターの大切な役目ですが、自分で使用したスキルはともかく、いつどんな弱体化を食らったか、なんていちいち把握するのは無理だし面倒です。
かといって、宝具を撃ったら敵が無敵状態だったー!なんてことになるとけっこうツライです。気持ち的にも戦闘的にも。

そのため、特に宝具やスキルの使用などを行う場合は敵味方の状態を確認するようにしておきたいです。


確認方法は簡単で、各サーヴァントのアイコンをタップすると、そのサーヴァントの宝具や装備している礼装の性能とともに、サーヴァントの状態を確認できる画面が開きます。



最近はサーヴァント自身の情報も増えたので、サーヴァントの能力情報と強化/弱体情報は別れています。開いた画面上部のボタンでタブを切り替えることで、それぞれの情報を確認することができます。



敵の場合も、確認したい敵のHPゲージあたりをタップすると、敵の状態一覧が表示されます。
ややこしい敵が相手の時は、これらを確認すると攻略の糸口が見えるかもしれません。

なお、攻撃したい敵や敵に付与するスキルを使用する敵を選択する、ターゲットの管理も同様の要領でできます。
敵のHPバー横のクラスアイコンをタップすれば「カチャン」という音とともにアイコン周りの青枠が移動するので、敵の状態にあわせて変更しましょう。


スキルをうまく使おう(基本編)


宝具とともに、場合によっては宝具より重要なキャラ性能にして個性となるのがタクティカルフェイズで使用できる、サーヴァントのスキルです。
タクティカルフェイズであればいつでも使用可能ですが、前述のとおりスキルは一度使うと一定ターン数のCTが発生します。
なので、例えば、

「防御・無敵・回避系のスキルは敵のチャージ攻撃が来るまで取っておこう」
「この敵はクリティカルがキツいから被ダメを抑えるために早めに防御バフを使おう」
「もうすぐ宝具が撃てるから火力系バフは取っておこう」

などの駆け引きが発生します。
これは敵の性質にもより、通常殴りだけで倒せる敵やそうでない敵、
全体攻撃宝具を使用してくる敵、必中(回避無効)や無敵貫通(回避&無敵無効)、防御無視(防御バフ無効)を使用してくる敵など、相手に応じてどのスキルをいつ使うかが変わってきます。

この場合は敵のHPに応じてバフを使うか温存するかを決める、
相手の宝具が必中や無敵貫通なら回避はそれ以外の被弾軽減に使ったり、他の効果が付いている場合はそちらをメインとして使う、などの対応が考えられます。

なお、サーヴァントが戦闘中に使用可能なスキルの数は最大3つで、大抵の場合、4度目の進化(最終再臨)と当時に3つ目を習得できます。



戦闘中のスキルの情報も、タクティカルフェイズの画面で確認ができます。
サーヴァントのHP&NPゲージの上に、最大3つのアイコンが並んでいますが、これがそのサーヴァントのスキルを表し、また使用するためのものになります。
(アイコンのマークについてはその効果により一定のグループ分けがされていますが、複数の効果を持つスキルも多いので目安程度に、ぼんやり覚えておく程度でいいと思います)

このスキルアイコンのうち、現在使用可能なものは明るく表示され、CT待機中のものは残りターン数とともに暗く表示されます。


このスキルアイコンをタップすることで、スキルの使用確認画面が表示されますが、
ここでそのスキルの名前やレベル、CTや効果を確認することが可能です。
「決定」を押してしまうとそのまま使用してしまうので注意。

CTは初期段階では長く、再使用が難しいものも存在しますが、
スキルレベルを上げることでCTは最大2ターン短縮され、スキルの効果も大きく上昇します。
CTは全スキル一律でLv.6にすると1ターン、Lv.10にするとさらに1ターン、短縮することが可能。
初期値が7ターンの場合、5ターンまで短縮されるので、長期戦での使い勝手が大きく上昇します。



……が、スキルのレベル上げに関しては、サーヴァント自身のレベル上げに比べて遥かに多くの素材とQPを必要とするため、ある程度育成が落ち着くまでは深入りしない方が無難かもしれません。やるとしたらコストが安い低レアか。
特に、QP不足に関しては上級者含めほとんどのマスターにとっての課題となっています。ホント足りない……。

なのでまずはサーヴァント自身の育成を最優先に。戦力がある程度落ち着いてきたら、スキル強化に手をつけてみましょう。
(NPチャージスキルなどは、礼装との組み合わせで開幕スキルぶっぱができるようになったりするので優先強化オススメです)


戦闘中にマスターができること

作戦を考える。カードを選択してサーヴァントに指示を送る。
これらはプレイヤーとしてのマスターの大切な役目ですが、
それ以外に、ゲーム中のマスター自身が戦闘中に行うことができるアクションがあります。

それが、
「マスタースキルの使用」と、
「令呪の使用」

の二つです。

マスタースキル

マスタースキルは主人公が着ている服(魔術礼装)に付与されている能力で、どれを着るかで使えるスキルも変わります。
これもサーヴァントのスキルと同じく魔術礼装ごとに3種類が設定されていて、タクティカルフェイズの好きなタイミングで使用することができます。



使い方は、マスターの顔アイコンの下、「バトルメニュー」のさらに下にある「マスタースキル」と書かれた菱形のアイコンをタップします。すると、スキルアイコンが3つ出てくるので、あとはサーヴァントのスキルと同じ要領で使用可能です。
ただし、サーヴァントのスキルと比べてCTがめちゃくちゃ長いものが多いため、使用タイミングはよく考える必要があります。

令呪


マスターができるもう一つのアクション、「令呪の使用」。

令呪とは、マスターが持つ奥の手のようなもので、3画まで保持することができます。また、FGOにおける令呪は1日1画、0時を回ったときに回復し、再び使用することができるようになります。

この令呪の効力は3種類。



まず、戦闘中パーティが全滅した時に令呪が3画残っていれば、それをすべて消費することで「令呪によるコンテニュー」が可能です。
パーティの全員が、HP満タン・NP100%の状態で復活するので、負けそうなバトルでも一発逆転の可能性が出てきます。
もうちょっとで勝てない、という場合は使えば楽になるかも。


ちなみに、ガチャにも使う星晶石をひとつ消費することでも同様のコンテニューを行えます。
故に、「石で殴って勝つ(コンテニューしまくる)」という手段も可能ではありますが、課金無課金を問わず貴重な石なので、個人的にはあまり推奨しません。



コンテニュー以外の令呪の使い道が、戦闘中にマスターの顔アイコン横にある令呪アイコンをタップして使用する「宝具解放」と「霊基修復」です。
それぞれ使用1回ごとに令呪1画を消費。
「宝具解放」はサーヴァント1体のNPを100%増加させる効果があり、
「霊基修復」はサーヴァント1体のHPを全回復する効果があります。

「バフが効いている間に宝具をもう1発撃ちたい」「ここで宝具を撃てれば勝てる/撃てなければ負ける」「メインアタッカーのHPがギリギリ」「あと1ターン耐えれば勝てるがHPが残り少ない」というようなシチュエーションで出番があるかな、と思います。

なお、これは小ネタですが、「令呪は0時で1画回復する」ため、日をまたぐようにクエストに挑めば、1バトルで4画令呪を使用できたりもします。


基本的には「奥の手」の位置付けですが、試行錯誤してながら何度も挑んで全然勝てない! という状況であれば、コンテニューなり1画での使用なり気軽に切ってしまって良いと思います。どうせ3日で元どおり

もちろん、私のように高難易度でも令呪は使いたくない、という拘りを持つ方はそれもありだと思います。なんかちょっと負けた気になるっていう…



というわけで、「わかりやすいかも知れない戦闘講座」の第1回は、1番の基本になるコマンドカードの紹介と、戦闘時最初の画面であるタクティカルフェイズ画面についての解説でした。
次回、第2回では実際にコマンドカードを使用する部分……「コマンドフェイズ」について解説する予定です。

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