白猫etc.ねこせとら

白猫プロジェクトを中心にゲームの攻略や検証をやってます。高難易度に焦点をあてた攻略など。ほか、艦これ、FGO、ブルーアーカイブなどもたまに扱います。

【白猫5周年】5周年イベのシナリオについて思うこと/DARK RAGNAROK【ネタバレ、悪評注意】

5周年イベントについては書かない、と言っていましたが、
実装から時間が経ったこと、
時間の経過やアフターストーリーを読んで落ち着いたことと、
思ったことをメモくらいはしておくか、って書いてたら結構長くなったので垂れ流します。

以下、個人的に感じたことです。
あくまで感想文なので、情報として成型しているわけでもなく、うだうだと書き連ねています。
(元はメモだったので文調もいつもと違いますが、ここはあえてそのままコピペしてます)


批判、というほどのことも書いていないつもりですが、あまり良い評価はしていないので注意。
また、ネタバレ全開なのでご注意下さい



感想

セレナについて


セレナの独断的な行動の結果ケンセイが死んだ、という部分を嫌っている人もいるが、

個人的には(事象としては同じものの)、
「セレナのせいで1人のキャラが死んだ」
という以上に、
「ひとりの(戦略的根拠に基づかない)わがままからの行動で、
司令官たる人物の軍略上の努力を無駄にし、多くの兵力を危機に晒した挙句、
司令官を死に至らしめた」
という、文字通り軍法会議ものの戦犯行為に嫌悪感を覚えた。


仮に戦術上の勝機が見えていたとしても、それが戦略上の敗北に繋がる可能性は大いにある。

優秀な司令官はそこも織り込んだ上で盤面を動かし、場合によっては賭けに出るか否かを決めるが、
それを理解しないままの兵による独断突出は害悪以外の何物でもない。万が一上手くいったとしても、である。(司令官よる用兵管理の都合上)

「働きものの無能が一番やっかい」とはよく言ったものである。


……まぁ、ケンセイも派手に突出してリーランが苦労してるけど。
アレはケンセイが司令官であり、勝機を見据えての行動であることと、
かつ周りがその性質を理解し、リーランが事前に手を打ちケンセイに合わせられるレベルにあることがとても大きいと思う。


(補足:アフターストーリーで「ケンセイは自身の意思でセレナを守った」という補足がなされていましたね。それはその通りだと思います。が、それは結果論で、ケンセイだって死なずにセレナを育てられるならそうしたかったはずです。
やはり「セレナの突出がなければ…」というのは残ってしまいます。ある意味これも結果論ではありますが)



5周年なのにスケールが微妙……?




そもそも、5周年イベント自体が3、4周年と比べると大幅にパワーダウンしている感が否めない。

主要キャラのほとんどが直前のイベントである「レガリア」以降のぽっと出で、
更にケンセイ・リーラン・ジャッキー・ゴウケツとシンラ以外は「レガリア」本編クリア後の予告で出てきた程度。

そして「闇vs闇の対決」「闇の王との決戦」みたいなことを言いながら、結局は「闇の王はこの戦いを認知すらしていない」というオチ。
途中出てきた中ボスっぽい「魔獣三柱(トリニティ)」もゲーム上の戦闘なしで退場し、
エピタフ等、過去に出てきた闇勢力の介入も無しだった。


良かったところ

強いて言うなら闇の王子(黒の後継者)の剣の師匠であるヴァルアスの関係者が出てきたくらい。そこは良かった。むしろアイツメインで話作った方が面白かったのでは、というくらい。



あと、セレナがひどかったから余計に、という面もあるが、リーランの慟哭には心打たれた。
今回の話では全体的に、「セレナの成長のためだから仕方ないね。そういう話だもんね」という声が聞こえそうなセレナに対する周囲の甘さが見えた気がする(あくまで個人の感想です)が、
リーランに関してはあの慟哭があったおかげで、つらくないはずがないのにそういう部分を最終的には飲み込んで大人の対応をしている、ように見ることができた。
もちろん、好きなキャラ補正のひいき目もあるだろうが。


(補足:アフターストーリーを読んでさらにリーランの株がストップ高。と同時に、セレナも少しは好きになれた気がします。読んで良かった。
要は単にすごい豆腐メンタルキャラってだけですし。
もともとセレナが豆腐メンタルであることは描写されていましたが、
だからってその行動はあかんやろ、という印象の方が強かったです。
成長譚としても、負債が大きすぎて素直に見れないところがありましたが……、
アフターストーリーにおけるリーランを軸とした掘り下げのおかげで大幅に緩和され、
「リーランを支える」(リーランもセレナを応援する)と改めて明言されたことで納得しやすくなったと感じました。)




ガチャキャラの中では、ヴァイスのキャラ付けは良かった。黒の後継者(正史の時間軸における主人公)はやっぱり喋らないし。



まとめると、
・「死者を出す」こと自体は物語に深みを出したり感動を増幅させる手段として有効ではあるが、使い方が下手だとかえってマイナスになるし世界観によってはデリケート
・白猫ではこれまでになかった展開がゆえに慎重に扱うべきだが、
今回は話の組み立て方、ヘイト管理などが雑、あるいは下手すぎた印象
・具体的には、セレナを戦犯にしすぎた(キャラとしても、仮にも戦争を描いた話の一要素としても)
・「5周年」「闇vs闇」って触れ込みだったのにフタを開けると「闇の王には知られてすらいないその辺の信者と戦った」だけだった

というところで、今回のシナリオが好きになれない、あるいは嫌いな要因となっている。
やった直後は白猫自体を嫌いになりかねなかった(過去キャラ調整とかですぐに持ち直した)レベルで、5年近く白猫やっててここまで思ったのは初めてだなぁ、と。


前述のリーランの部分や、ヴァイスの「クールな強キャラなのにアホの子」というキャラ付けなど、
「キャラ付けが上手くて魅力的」という白猫の良さは出ていたので、以降はそこを活かしながら平常運転を続けてほしい。
今回はひとえに動かし方が悪かった。あと舞台も悪かった。


他のところで登場して、あるいはもっと前から主人公たちと交流を持って馴染みのキャラになっていれば、きっとセレナももっとすんなり好きになれたに違いない。



……以上、5周年イベント「ダークラグナロク」のシナリオを読んだ感想でした。
ほぼ感想メモをコピペしただけなので色々と雑ですが、色々と惜しくて残念だったなー、というところですかね。

キャラ自体が悪いわけではないのだから、
「もう5年やってんだし慣れないことはすんな! そうすりゃ面白いんだから!」
という感じでしょうか。

いえ、チャレンジするのも大事なのでしょうが、今回はちょっと……少なくとも私にとっては、盛大に空振りしたように思えました。


あと、アフターストーリーはゲーム内でやった方が良かったんじゃないかなぁ。ノーマルクリアをトリガーにするとかで。


色々書きましたが、私は6年目も白猫を応援しています。


運営頑張れ!
インフレはほどほどに!
あとガチャゆるくして!()